挨拶
理事長 挨拶
- 学校法人湘央学園
理事長稲福 全人
「生命を尊重する、人間性豊かな専門職業人の育成」を建学の精神として発足した本学は、創立以来その理念に従い、学生と向き合ってきました。どのように時代が変わろうとも湘央学園が「人と生命のために科学する心を育む」姿勢にかわりはありません。これからの時代は、人の叡智と心のバランスがさらに重要となり、医療従事者にとって今まで以上に心の豊かさや優しさが求められてくると思います。
学校法人湘央学園の教育理念は「愛・智・技」です。医療や福祉の分野にたずさわる者は、深い愛情に根ざした、質の高い知識と技術で仕事にあたらなくてはならないという思いを表しています。「愛」とは、「己を愛するが如く、汝の隣人を愛せよ」というキリスト教精神もさることながら、むしろ儒学でいうところの「仁」の精神、すなわち人に対する思いやり、優しさ、気配りといった人間性を意図しています。「智」は単に豊富な知識ということではなく、人間のもつ叡智を、そして「技」は理論に裏付けされた質の高い技術を指しています。
我々は看護・介護の道を目指す学生たちに対し、確かな知識・技術だけでなく思いやりをもって対象者となる人と接することが出来るようにこの学校で経験を積んで貰いたいと常日頃思っています。入学時、漠然と考えていた看護・介護というものを卒業時には1人1人自分の中で確立した看護師・介護福祉士像を持つ事が出来るように指導したいと思います。沖縄県の医療福祉を支える担い手として無限の可能性を秘めた学生達の能力を引き出す事が我々の仕事です。学生が様々な困難や壁に当たった時、我々は寄り添い、共に考え、行動し、解決に導いてあげたいと思っています。
湘央学園は今も昔もこれからも学生を支える学園です。新入生、在校生は当然の事ですが、卒業生に対しても我々は支えて行きます。安心してこの湘央学園で学業に努め、医療福祉の世界へ巣立って行って下さい。我々は皆さんが最良で最適な医療福祉の担い手となり、併せて人々に幸せや安らぎを与え、また自身も自分の仕事に誇りとやり甲斐を感じられるような医療福祉に特化した専門職業人の育成に学園全体で取り組んで参ります。
校長 挨拶
- 学校法人湘央学園浦添看護学校
校長照屋 清子
あらゆる現場で活躍し、社会に貢献できる看護師、
生涯学び続けることのできる看護師の育成を目指しています
現在、少子高齢化や疾病構造の変化によって看護師の働く場も多様となり、役割の拡大などが期待されています。看護師は今まで以上にさまざまな情報を統合し、多職種と連携協働し、タイムリーに判断・対応していくことが求められています。
本校では、このような社会の期待に応えることのできる看護師を育成するため、2022年度にスタートしたカリキュラムで「主体的・対話的・深い学び」を高めるアクティブラーニング(グループワークなど)を導入し、協同の精神を基盤にした協同学習に取り組んでいます。
また、地域包括ケアシステムの推進を踏まえ、地域で生活しているさまざまな発達段階にある患者・利用者への健康の保持増進や、自立に向けた制度や施設、他職種連携による支援などを理解するため、病院・介護・福祉施設などでの実習・連携を強化しています。さらに、経験豊富な先生方の講義によって、看護実践力の向上を目指す教育環境が本校の特長です。
学校生活では、教職員が一人ひとりの学生と真剣に向き合い、学習支援や相談できる体制を整えています。学生には社会人経験者もおり、高校新卒生とお互いの価値観を尊重しながら良いチームワークのもとで国家試験全員合格を目標に、一致団結して頑張っています。
看護は対象となる人々と向き合いながら自己成長できる大変やりがいのある職業です。ぜひ本校で「現場で活躍できる看護師」を目指して一緒に学びませんか。